食と健康 ~千葉の歯科なら幕張ドルフィン歯科~
幕張本郷の予防歯科 幕張ドルフィン歯科です
咀嚼力を高めると健康寿命が延びるというデータがあります。
122歳で亡くなったカルマンさんは、咀嚼力があり、内臓もしっかりしていたそうです。
私もそうですが、現代人は食事を早くする傾向にあります。
短時間で食事を済ますために、ファーストフードや牛丼店を日常的に利用します。
その結果、噛み応えのあるものを排除し、短時間で味覚を満足させる調味料を選んで調理する技術のみが発達してきたように思います。
日本は、三ツ星レストランが世界一多い国です。
四季折々の食文化が独自に発達し、旨味という味覚を発見した人種でもあるわけです。
その食に対する追求心は、世界トップクラスといっていいでしょう。
しかし、一方では欧米化した食文化に流されて、咀嚼という基本的な部分をなおざりにしてきたのではないでしょうか?
仏教に止観法というものがあります。
食材のストーリーを感じながらひとつひとつの食材を噛みしめて食事をする方法です。
このお米は、どこからきてどのような流通でここに運ばれてきたのかな
このお魚は、大海原で外敵に食べられずに成長して、また命をつないできたのだろう。
このように食材ひとつひとつに思いをはせながら食べていきます。
いただきますとは、命をいただく行為。
人は、命をいただくことでしか生きられません。
そのような思いを常にもっていただくことが、自分の健康にもつながっていくのでしょう。