舌の位置はどこにある?

11月の雪がウソのような暖冬が続いています。幕張ドルフィン歯科の米山です。
矯正相談が月10件を超えますと、本当に歯並びに悩んでいらっしゃる方が多いことに驚きを隠せません。
一体なぜ歯並びが悪くなってしまうのでしょうか?遺伝?社会性?食習慣?多くの要因の中で見逃してしまうのが、人が生まれた直後の習慣です。
以前にもお話ししましたが、人が最初に行うお口や舌の訓練ともいえる吸啜の時期が短すぎることで、舌の力が低下し、前歯を押す形となり、歯並びにも悪影響を与えてしまいます。
本来の舌の位置は、上顎にべったりとついたところにあります。もし、あなたの歯並びが悪ければ,自分の舌の位置を確認してください。上顎にしっかりついていますか?
それとも、だらんとたれっ下がっているでしょうか?それでは、その位置はもう戻らないのでしょうか?
いいえ、しっかりとした定位置に戻すことは可能です。あいうべ体操をご存知でしょうか?いまでは、マスコミも取り上げている口と舌のエクササイズです。

当医院のHPにも取り上げていますので、一度ご覧ください。このあいうべ体操を、朝昼夜10回ずつ行うことで,口呼吸から鼻呼吸に変わり結果、舌の位置も元の正常な位置に戻すことができます。
このあいうべ体操は、舌の位置を正常に戻すだけでなく、風邪やインフルエンザの予防にも効果があります。つまり、口呼吸から鼻呼吸に変えるだけで、肺に直接菌やウイルスを取り込むことがなくなり予防につながるというわけです。
ぜひお試しください。