歯列不正の原因
穏やかな秋空の広がりが、心も穏やかにしてくれています。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
取外し式矯正治療の中で、特によくアドバイスすることといえば、鼻で呼吸をしましょうということです。
歯列不正の最大の原因は、口で呼吸する習慣にあります。口を閉じる習慣が失われる背景として、乳幼児期の吸啜という行為が少ないことがあげられます。
吸啜が口や舌の発達にかかわり、またその後の離乳食も早い時期から自分でスプーンを使って捕食する動作を身に着けさせることが大切です。
もちろん歯列矯正治療中からでも鼻呼吸の意識を付けていけば、治療効果が格段に上がってきます。
矯正装置と一緒に夜間のマウステープを貼ることで、歯列の改善とともに鼻呼吸が促進されます。
口を閉じて鼻呼吸で運動をすることで、耐久力が付き怪我もしにくい状態になります。血中の二酸化炭素濃度が上がり、活性酸素の過剰な発生も防ぐことがわかっています。
口呼吸と歯列不正の因果関係を十分理解することで、体全体の健康が増進することは間違いありません。
過去の出来事が
人生を決めるのではない
今これからの行動が
人生を決めるのだ
坂本龍馬