歯列不正の原因
歯列が不正になる原因は、食の軟食化にあります。
幕張ドルフィン歯科クリニックの米山です。
乳幼児期に軟らかいものを中心に与えられます。硬い食べ物は、食べちゃダメと避けられます。
この時期の食習慣は、成長期になっても大きく変化しません。柔らかいものを美味しいと認識してしまいます。
固いものを避け、軟らかいものだけの食事は、口の機能低下を引き起こします。
口や舌の筋力が弱くなり、口を閉じる事ができない、口で呼吸するポカン口になってしまいます。
口呼吸の方は、歯列にも悪い影響が出るという研究が進んでいます。
歯列矯正は、ただ単に理想的な歯列のみの改善だけでなく、よく噛める歯列、常に鼻で呼吸のできる状態を目標としなくてはなりません。
この食生活、普段の生活習慣から行う歯科矯正治療は、家庭の協力が必要です。
家族全体で、口呼吸・鼻呼吸の違い、ポカン口とは何か、軟化傾向の食生活の改善など、取り組まなくてはならないのです。