口呼吸から鼻呼吸へ

幕張ドルフィン歯科の米山です。
矯正患者さんを治療していく場合、口呼吸を鼻呼吸に改善していく必要があります。口呼吸とは、いつもぽかんと口を開けている状況を言います。口呼吸の弊害としては、風邪を引きやすくなったり、上気道炎、慢性関節炎、アトピーアレルギー性鼻炎などになりやすくなるということです。
口呼吸を鼻呼吸にしていくためには、まず、口を閉じることを意識してもらいます。また、口の周囲筋や舌の筋力をつけるための あいうべ体操を習慣化してもらいます。

あいうべ体操は、内科医である今井先生が考案され、アトピーや関節リウマチの患者さんをこの体操だけで薬も使わず改善している実績のあるものです。
さらには、夜寝ているときに使用するマウステープを口に着けてもらいます。夜口を開けながら寝ると、口の中が乾燥した状態が続き、風邪を引きやすくなります。マウステープの使用で口の乾燥を防ぎ、健康を維持することができます。
取外し式の矯正は、歯の土台そのものを広げていくため、咽頭や鼻腔も広がり鼻呼吸を優位にする効果があります。このように呼吸は、人間にとって最も大切なものなので、ぜひともご自身の呼吸の見直しをしていただければと思います。