口呼吸から鼻呼吸へ

ロジャーフェデラーに対して激闘した錦織選手、感動をありがとうございました。幕張ドルフィン歯科の米山です。
以前もお話ししましたが、スポーツをするときは、かなりの酸素を体内に吸入させなくてはいけません。
そのために、どうしても口での呼吸が中心となります。テニスなどの球技や陸上競技にしても、口からの酸素補給は、理にかなったものです。
しかしどうでしょう。日常的にも、口をぽかんと開ける必要はあるでしょうか?
人は本来、鼻で呼吸する動物です。私は、鼻で呼吸をしています!と話している最中も実は私たちは、口で呼吸しているのです。
さて、寝ている時はどうでしょう?よく車中で口を開けて寝ている方を見かけます。

口呼吸の弊害は、あまり知られてはいません。口呼吸は、直接的に肺や扁桃腺に雑菌やウイルスを取り込むため、感染症やアレルギーに罹患しやすくなります。
口呼吸から鼻呼吸へ移行するためには、まず口を閉じる意識が必要です。それから あいうべ体操という口の周囲筋にアプローチするエクササイズが有効です。また、夜寝ている時に使用するマウステープがあります。
腹式呼吸は、鼻で息を吸い、ゆっくりと口ではいていきます。瞑想や座禅は、この状態を繰り返すことで、精神を落ち着けていくものです。また、ヨガは、鼻呼吸を行いながら実践していきます。
このように考えると、古から鼻呼吸の重要性は知られていたようです。
口呼吸を余儀なくされている現代人やアスリートは、あいうべ体操、瞑想やヨガを実践することで、本来の呼吸に意識が向かい、よりよい状態に到達するでしょう。

幸せに見えて
不幸な人がいる
不幸に見えて
幸せな人がいる
人の幸不幸は
外見ではわからない
坂本龍馬