0才からの歯列育成

連休休みも近づき、皆さんのご予定はいかがでしょうか?
幕張ドルフィン歯科の米山です。
歯列不正の原因をたどると、乳幼児期からの生活習慣に及びます。
帝王切開で生まれる新生児の数は、1990年には10人に一人でしたが、2014年には5人に一人という割合となっています。
早産や低出生体重児も年々増加する現状は、新生児の呼吸器官に影響を与えます。34週でようやく肺が発達する時期となるので、早産の新生児は肺の発達が未熟のまま生まれてしまうわけです。

呼吸に問題がある場合、将来の口呼吸につながり、鼻炎や上咽頭炎などを引き起こす要因ともなるでしょう。
また児童に多い、片足立ち時の膝曲げや足指の変形、偏食や良く噛まない、早食いなども歯列に大きな影響を与えます。
このように歯列不正の原因は、出産時や母乳期間、離乳食期間、お座りの時期などの流れの中にも潜んでいます。
良く噛める、正しい歯列を獲得するためには、母乳の時期をなるべく増やし、離乳食期からゴボウや野菜ステイックのような硬めのものを与えることも大切となります。
軟らかいものしか食べられないお子様は、将来の歯列不正に結びつくことを知っていただければと思います。