食と呼吸の重要性

今年最初の雪が降り積もり、翌朝街を銀世界に変えました。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
先日、日本ヘルスケア歯科学会の関東グループである東京ヘルスケアグループの診療所作りミーテイングに参加しました。
2005年に発足して以来、毎回グループメンバーの予防中心の歯科医院の取り組みに私自身いつも刺激をいただいています。
私の医院は中堅となりましたが、メンバーには若手勤務医の悩みや徐々に医院が大型化し、その中での院長の苦労話もあり、とても勉強になります。
当医院は、予防と取外し式矯正を柱としています。特に小児の食生活や口呼吸の問題は、とても深刻化しています。
歯ブラシさえしていれば虫歯にならないとは決して言い切れず、何を日常的に食べているかを丁寧に問診していくことで、その家庭ごとの食事事情がつかめます。
また、ぽかんと口を開けた状態の子供が普通でないことを指摘することも、今後の健康を維持していく上で大変重要なファクターとなります。
食事時に清涼飲料水を飲むことや毎朝の缶コーヒーが習慣化していた場合、いくら歯ブラシをしていても歯は溶ける一方です。

そのような軟化した歯をごしごしと歯ブラシすれば、益々歯は崩壊していくでしょう。このような悪循環を立ち切らない限り、歯科を一生涯治療のためだけに利用するほかありません。
ぽかん口やショ糖中心の食生活を小児期から続けていく将来は、空恐ろしさを感じざるを得ません。
虫歯を作らない食生活と、鼻でしっかりと呼吸できる習慣をぜひ身に着けていただければと思います。

どうやって生きるかなんてことは、
誰も他人に教えられないよ。
それは、自分自身で見つけるものだ。
- ボブ・マーリー -