習慣の中の歯列育成

日中、暖かい日が増えてきました。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
最近よく思うことは、歯列不正の度合いが、かなりひどくなっている傾向があると感じています。狭窄している歯列だけでなく、よく噛めていないのではないかと思う症例も散見します。
その原因を追究すると、ぽかん口や子供のころからの良く噛む習慣がないという状態が推測されます。

ぽかんと口を開けっぱなしの状態を普通と考えている親御さんが多いことと、柔らかいものが主流の食生活習慣が大きく起因しているはずです。
口を閉じる習慣と線維性の噛み応えのある食材を家庭で習慣化させていただきたく思います。また取外し式の矯正治療中にも口呼吸を鼻呼吸に変えるあいうべ体操の実施や夜間のマウステープを貼ること、また食事中に噛む回数を意識する習慣を身に着けていただいています。
このように取外し式の矯正治療は、生活習慣のアドバイスが大変重要であり、またそれなしでは治療自体が良い方向には進まないのです。