此岸のはざまで
8日朝から雪が降り出し、お昼過ぎには一面の銀世界となりました。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
午後から患者さんのキャンセルも相次ぐ中、最後の患者さんの治療を終え、一路駅へ。
吹雪による信号機の故障のため、電車が止まっていたので、一時間ほど駅中の喫茶店で
夕食をとりました。
以前の私は、こんな時けっこういらいらしましたが、仏教の本を数年前より読み続けている
おかげで今では、あるがままを見る、そんな心境にあるようです。
ようやく電車が動き出し、家路につくことができました。
家に着くと、妻が2歳の息子に絵本の読み聞かせをしていました。
実は私達は再婚で、お互いに、以前の伴侶とは死別しています。
現在高2の息子も幼いころ、亡くなった前妻に抱かれて、絵本を読んでいました。
そんな時をオーバーラップし、涙してしまう自分がいます。
仏教は、今ここを説きます。
過去や未来は妄想に過ぎません。
いまここに何を思い、行動するか?
ただそれのみを問う。
凡夫の私には、まだまだ此岸にさまよい、彼岸には到底いけません。