抜歯矯正を考える
日増しに寒さが増してくる季節です。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
当医院は、抜歯をしない矯正治療を実施しています。
ワイヤー矯正では、抜歯をしながら歯列の改善を図る治療が通常行われています。
抜歯をする矯正は、下顎の後退による顎関節への影響、頚動脈の圧迫、偏頭痛などを引き起こす可能性があります。
ワイヤー矯正は、欧米で発達した治療であり、欧米人の顎骨のなかで診断を実施してきた経緯があります。
日本人の顎骨は、欧米人と比べサイズが小さく、矯正専門医の行う診断測定ではほとんどの場合、抜歯適応となります。
抜歯をしながら審美的な歯列を目指すのですが、不定愁訴が起こる可能性も否定できません。
なので、当医院では顎拡大療法による治療を中心とし、軽度や顎拡大療法後に審美的な改善の必要性があった場合、
マウスピース矯正を併用していきます。