小児の取外し式矯正
秋晴れの良い天気が続いています。幕張ドルフィン歯科の米山です。
子供の取外し式の矯正治療では、永久歯の萌出に気を付けなければいけません。装置の装着には、乳臼歯にワイヤーをかけて維持していくのですが、その乳臼歯が、脱落すると途端に装置の維持が不可能となります。
そのような場合は、無理をせず一旦装置を外して、永久歯の萌出を待ちます。永久歯が萌出後、装置の修理をしてから再スタートとなります。また、永久歯の前歯が萌出し、ワイヤーにかかってしまう場合もあるためその場合でも装置交換となります。
このように成人の治療と異なり、小児の取外し式の矯正は、一旦待つ期間も必要となります。なので親御さんには、そのことを詳しく説明する必要があるのです。
私は、2週連続で学会や勉強会に参加していました。そのなかで、学会ではポスター発表させていただいています。SH療法の勉強会では、症例の疑問点が解決できて、とても満足しています。
SH療法勉強会の役員の方から、今回ニュースレターの原稿依頼が来ました。私は、SH療法勉強会以前より、取外し式の矯正を臨床に取り入れて、13年経過しています。そのような経緯を書かせていただこうかと考えています。