学び

26日、私は朝から東京駅へ向かう車中にいました。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
八重洲ホールは、今日数多くの勉強会でにぎわっています。
私の所属するSH療法の大会は、地下ホールですが、
今日だけでも、3つの矯正勉強会がここで開催されていました。
SH療法とは、顎の拡大をすることで、歯を抜くことなく歯並びを改善していく矯正です。
取外し式なので夜寝ている時の装着で、十分な拡大を行え、歯並びの改善を図れます。
その顎の拡大を術前、術後の模型を半導体レーザーで計測することで、ワイヤー矯正とは、
異なる結果が見られたことは大変興味深いものでした。
ワイヤー矯正は、歯を抜いたスペースで歯並びを改善していきますが、SH療法では、
歯並びのために歯を抜くようなことはなく、顎の拡大によって、かみ合わせとともに
前歯の審美性を含めた改善をすることが可能です。
昨年は、NHKの 病の起源 という特番で睡眠時無呼吸症候群の治療にSH療法が
使われていることも紹介されています。
つまり、SH療法は口呼吸やアレルギーなどの改善も可能な矯正であり、咽頭や
気道を含めた口腔諸器官を本来の姿に戻し、現代病の改善も視野に入れた全身療法
であるところが特徴といえます。
懇親会では、あいうべ体操で有名な内科医の今井先生も急遽ご参加くださり、私自身
大変光栄でした。
あいうべ体操とは、今井先生が考案された慢性炎症の病気を薬なしで改善するものです。
具体的には、あーと口を大きく開け、いーと口を横に大きく、うーと口を前へ尖らせ、べーと
舌を出すことを連続10回 朝昼晩3セット繰り返すものです。
実際に慢性炎症の関節リウマチなどの患者さんが、薬なしで改善されている例が、今井先生の
未来クリニックで数多くいらっしゃいます。
写真は、今井先生と私があいうべのベーをしているところです。
けっしてふざけてやっているわけではなく、ここにも現代病を克服できるヒントがあるのです。