呼吸について
今日は呼吸についてのお話です。
以前は、口呼吸はとても悪い呼吸、病気や感染症、アレルギーを引き起こしやすい呼吸というお話と鼻呼吸は、感染症やアレルギーを防止する体に良い呼吸というお話をしました。
覚えていますか?
今日は鼻呼吸のメリットをさらに詳しく紐解いていきたいと思います。
まず、口呼吸をすると何が体で起こっているのでしょうか?
それは、体が酸素不足となり、疲れたり睡眠時無呼吸症にもなります。
えー、それでよく体がだるかったりするのかー。
そうですよ。日中だけでなくあなたは、夜寝ているときもあんぐりと口を開けながら寝ているはずです。
また、いびきもひどいかも。
疲れやすいということは、けがもしやすいということと関係してきます。
よくアスリートでけがで引退するのは、この口呼吸が原因かもしれないと私は、睨んでいます。
マラソン選手や水泳選手にぜんそくや鼻アレルギーが多い傾向にあるとの報告もあります。
この2つの種目、口での呼吸がほとんどでしょ?
また、テニス界でも口を大きくあけながらプレーをする選手には、けがも付き物です。
錦織選手、マレー選手、いかがでしょうか?
確かに現在トップ2のナダル選手も打つときにあー!と叫んでいますが、あれは息を吐いているので口呼吸とは言えません。
以前お話しましたテニス界のレジェンド、ロジャーフェデラーは、プレー中は大きな口を開けずに華麗なるフォームで観客を魅了しています。
また、長年トップ5に居続けられるということでも、けがに強い選手でいるという証明でもあります。
近年では、鼻呼吸は、酸素を全身に送ることで耐久性が上がり、けがをしにくい体質となることが分かってきました。
アスリートの世界でも、鼻呼吸促進のトレーニング取り入れている状況です。
以前にもお話したように鼻呼吸は、ヨガ、瞑想、座禅を実践するときには、必ず行う呼吸法です。
つまり、太古の時代から鼻呼吸のメリットは、体験的にわかっていたということになります。
すごいですよね!
鼻呼吸の効果を知らずに病気やケガ、今最も怖い感染症になってしまうなんて
本当にもったいないことです。
ぜひ、口を閉じて鼻で呼吸をする意識を強烈に持っていただければと思いますよ!