体験の学び
今は夏休み中なので、院内は、午前中から矯正治療に来院される子供たちの声で大変にぎやかです。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
そんな時に私は、治療中に夏休みの予定を聞くことが楽しみの一つとなっています。
男の子) プールに入っている時、溺れちゃった!
私) え!あまり泳げないの?
男の子) 今度海に行くんだよ! 私) 先生は昔君と同じ年頃に水泳をやっていて、泳げるもんだから 沖の方まで泳いでいたんだ。
そうしたら大きな波に飲み込まれておぼれたんだよ! 海は危ないから気を付けてね!
男の子) うん、砂浜で遊ぶよ!
このようなやり取りをしながら、取外し式の矯正装置の調整をするのです。矯正とは、全く関係ないことでも治療は長期になるので、子供を飽きさせてはいけません。
何気ない会話ですが、実際私の海での体験は、とても恐ろしく死にかけた体験です。周りの人は誰も気づかず、近くの浮きロープがなければ、とても助かりませんでした。
このように過去の経験を子供たちに何気に話すことも、ひとつの教訓として理解してもらえればいいのではと思うのです。
雨を感じられる人
ただ濡れるだけの人
その違いが
人生の違いなのだ
坂本龍馬