予防歯科の意義 ~千葉の歯科なら幕張ドルフィン歯科~

13日は朝から寒い一日でした。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
私は、日本ヘルスケア歯科学会に所属し、予防歯科を地域の方々へ提供しております。
学会のオピニオンメンバーとして午前中会議に出席しました。
会議では、国民にいかにして学会が行っている予防歯科を知っていただけるかを議論しました。
予防歯科とは、治療後のメインテナンスを一生涯していただくことで、虫歯や歯周病の予防を
目標としています。
そのなかで、特に根面齲蝕は、50代から多くなり、メインテナンスをしていかない場合、歯の
喪失につながる虫歯です。午後は、その根面齲蝕について長崎大学の久保先生の講義を拝聴しました。
歯茎に近い虫歯を根面齲蝕といいますが、まだなぜ発症するのかが解明されていません。
また、その予防策も決定的なものはなく、進行を遅らせる方法があるだけです。
その研究を長年されてきた久保先生は、フッ素の虫歯に対する効果を示されました。
一番効果のあるフッ素の使用は、洗口であることを指摘されています。
当医院でも、メインテナンスの方には必ずフッ素塗布とフッ素洗口剤を提供しています。
メインテナンスの意義は、虫歯や歯周病の再発防止と進行を遅らせ、治療介入から
経過観察へとシフトするところにあります。
一度治療介入してもその歯が一生涯持つとは限りません。
その視点がない限り、歯科を治療のためだけに利用していかなければならないでしょう。
そこに患者利益はないと考え、日夜啓蒙活動を続けている学会の仲間と飲む酒も
格別なものがあります。