ワンネス

10日 午後8時 私は今現在医院内にいます。
明日の大型台風通過に備え、職場に宿泊するためです。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
午前中から曇り空が広がる銀座のスタバで、日本メンタルヘルス協会の再受講前の
ひと時を過ごし、会場へ。
今日は私が最も好きな講座である、論理療法。
アルバート エリスが、考案したこのメソッドに私自身、大きな影響を受けています。
人生の中で、幾度となく、窮地に立たされながらも、こうして生きていられるのも自分自身の
心のありようを変えていったから。
2006年に前妻が亡くなってから数年後、私は ドルフィンケアルームへの想い という小冊子を
患者さんや知人に配布しました。
この小冊子にも、アルバート エリスの理論を紹介し、私がいかに人生の挫折を
克服していったかをご紹介させていただきました。
今はこの小冊子は、増版してはいません。
今思えば、自分の苦しみや悲しみをわかってほしいといった欲求の表れだったのでしょう。
講座の最後のワークでは、自分があと3日の命しかないとわかった時、何をしたいか?
という問いを真剣に考えました。
あと3日しかない命をどう使うのか?
私は、やっぱり家族と過ごしたい!
あとはなにもいりません。
宇宙ミュージアムという最新の施設が、東京ドームシテイに誕生しました。
そこでは、宇宙の映像を最新式の技術で、圧倒的な迫力で魅せてくれました。
私は、今までこんなに感動を覚えた映像を知りません。
私たちは、宇宙の一部であるということを忘れて、日々己の感情と闘っている生き物。
宇宙はすでにそこにあり、日々膨張を続けています。
私たちの命も地球の誕生、いや宇宙誕生の時点からすでに始まり、個人が消滅しても
その遺伝子は、少なくとも地球が消滅するまで、さらには宇宙がやがて縮小していく
過程の中でも続いていくもの。
ワンネス。
この概念は、抽象度を極限まで高め、圧倒的な受け止め方をすることで、今ここという
生をまるで天体の星のように輝かせてくれます。
永遠とは
自我や我欲をすでに超えている概念であって、けっして個人レベルの概念ではありません。
すでにこの世を去った人の遺伝子を、私たちは受け継いでいます。
さらに私たちが、次世代に遺伝子を引き継いでもらい
まさに、生と死をも超えた流れとなって
宇宙そのものとなっていきます。
あと3日の命しかない時は、誰でも必ずやってきます。
ならば今、ここで自分の大切な人に 
ありがとう!
といってみてはいかがでしょうか?