ぽかん口の音楽会
20日は、5歳になる息子のピアノ発表会がありました。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
各教室のグループごとの発表でしたが、4歳から小学校高学年までの子供たちが、色とりどりのコスチュームを着て、毎週教室で習った曲を弾く姿に心打たれました。
口をきりっと引き締めながらピアノと向き合う子供もいましたが、気になったのは口をぽかんと開けたまま弾いている子供たちの多さです。
ぽかんと口を開けたまま物事に集中するとき、いったい何が起きているのでしょう?ぽかん口は、直接肺に雑菌を送り込むために、風邪やアレルギーなどに罹患しやすくなります。また、慢性炎症の原因にもなっていることがわかっています。
鼻で呼吸することは理にかなっていて鼻の構造上、乾いた空気を湿潤させたり、冷たい空気を保温したり、またフイルター機能によって、雑菌を直接体内に送り込むことを防いだりと多くの機能を有します。
したがって口呼吸から鼻呼吸への意識をシフトするだけでも、健康の増進が図れるのです。このことは、子供が小さいころから親が躾として認識してほしいのですが、あまり知られていないのが現状です。
鼻呼吸を意識することで、落ち着きができまた集中力も増加することは、物事に取り組むための秘訣といえます。
ピアノが上手になっても病気がちでは、身もふたもありません。音楽による情操教育と躾としての鼻呼吸を習慣化すれば、クラシックやジャズの大曲でも難なくこなせるようになることでしょう。
大きな問題は
問題でないことを
問題にしていること
人は
自分で問題を作り出して
自分で
壺に入って苦しんでいる
坂本龍馬