ぽかん口のお遊戯会

先日、5歳になる息子のお遊戯会に妻といってきました。幕張ドルフィン歯科の米山です。
最近の幼稚園のお遊戯は、すべてダンスなんですね!私のころは、保育園がキリスト教系列であったこともあり、お遊戯はキリスト生誕の物語でした。
私は3人の賢者の一人として、観客席の後ろから、宝物を携えての登場でした。息子のダンス衣装は、みんな同じいでたちですが、私のころは物語なので、それぞれ衣装が違い、その人物になりきっていたことを思い出します。
今回のお遊戯会で一つ気になることがありました。それは、ほとんどの子供たちが、ぽかん口なのですね。なぜ、今の子供たちは、口を閉じられなくなったのでしょうか?
それは、吸啜という口や舌の力を使った母乳時期が短すぎたという説が有力です。吸啜という行為は、生まれて最初に行う捕食といえる行為ですが、それとともに口や舌の力を活性化させる、大切なエクササイズでもあるのです。

また、離乳食期が早すぎても、口で呼吸できることを覚え、さらなる口腔機能の低下につながっていくといわれています。
また、母親が、噛む行為を待たずに、子供に急いで食物をスプーンで与えてしまうことで、顎の成長を押さえてしまうのです。
このように負のスパイラルを与えると、幼児や児童たちのぽかん口が、出来上がってしまいます。
私は、お遊戯会で歓談している親御さんたちもお子さん同様、口をぽかんと開けてわが子を見守る姿を微笑ましくもあり、また心配になってしまうのです。
職業病でしょうか?