ちょうどいい

6日の診療後、私は立石に向かっていました。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
底冷えの中、青砥から乗り換えるのを誤り、お花茶屋に降りてしまいました。
そういえば、ここは、亡き前妻と幼いゆうたろうと一緒に暮らした街だなあ。
ゆうたろうが、まだえっちゃんのお腹の中にいたころ、喧嘩して夜に彼女が出て行ってしまった。
寝間着姿で方々を探し回って、お花茶屋の駅まで来た僕は、彼女を見つけられず
とても心細かった。
その時の夜も、とてもとても寒かったっけ。
立石の焼肉屋でテニスサークルの仲間たちとの語らいは、さっきまで気持ちが落ち込んでいた僕
を元気にしてくれるものでした。
私自身、学生時代よりテニスを始め、多くの縁ができました。
人とのつながりは、自分が興味のある中で、広がりを見せるもの。
前妻が亡くなったころも、多くの方々の御縁があってこそ乗り越えることができたと、
今でも感謝しています。
7日は、夜遅くまでサークル仲間とカラオケなどで騒いでいたので、
朝起きるのがつらかったのですが、勉強会へ向かいました。
鷺宮駅から少し離れたところに古民家があります。
ここが会場であるというところも、少し良い雰囲気です。
今日の講師の林先生は、日本メンタルヘルス協会でお世話になり、久しぶりの再会です。
林先生は、協会を辞められて今はフリーでお仕事をされています。
今回の講演は、お釈迦様の教えを中心とした心理学講座
釈迦、つまり原始仏教はよく誤解されることが多いところです。
ここでは、割愛いたしますが今回の勉強会では、特に禅語を交えながらのお話でした。
たとえば
八風吹不動
この世の中は、思い通りに行かないことがあふれています。
ほめられることもあれば、批判されることもある。
心安らぐこともあれば、不安で押しつぶされそうになることもある。
しかし、どんな時でも たとえ揺れながらであっても
川面の月が流されずにそこに映っているように
しっかりと芯を持って生きる
私は
今ここ という言葉が好きです。
時間は今ここにしかありません。
生もここにしかない。
夜の駅に一人たたずんで過去を嘆いてもいい
仲間とバカになって騒いでもいい
だけど
今ここ
そのことを常に意識して生きる
私たちはつながっています。
すべては縁起の世界にあります。
そう
いまのあなたがちょうどいい