あいうべ体操の効果
梅が満開の季節です。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
今年の冬は、インフルエンザを罹患した方が多いようです。矯正患者さんには、口呼吸から鼻呼吸に変えるあいうべ体操を実施していただいています。
あいうべ体操は、風邪やインフルエンザの予防にも効果があることがわかっています。矯正治療中の患者さんを対象に、今年インフルエンザの罹患状況を調べたところ、8割の方が罹患していないとのことでした。
100%でなかったにしても、この効果の相関性は、高いかと思われます。なぜ、あいうべ体操を矯正治療の一環としているかは、口呼吸が歯列不正に大きくかかわりがあるからです。
ぽかん口は、口の周囲筋の力の低下により引き起こされます。舌や口の力がないということは、よく噛まない、噛めない歯列であり、歯列不正の原因にもなります。
特に舌の力が弱い場合、舌がだらんとして前歯を押す形となります。舌の本来の位置は、上顎にぴったりと付いている力のある状態が正しいのです。
あいうべ体操は、舌の活性化と鼻呼吸に変える効果がありインフルエンザの予防にもつながっています。