ハーモニーのある矯正

年末年始は、皆さんどう過ごされますでしょうか?幕張ドルフィン歯科の米山です。
私は、家族と過ごすことがほとんどなのですが、23日には87歳になる母とベートーベン交響曲第9番を聴きに行きます。
第9といえば日本の年末の風物詩ともいえるもので、皆さんの中にも聴きに行かれた方も多いかと思います。今回の指揮者は、なんと御年89歳になるヘルベルトブロムシュテットさんです。
取外し式の矯正は、矯正装置を夜に装着することと、昼間のあいうべ体操を朝昼夜計10回ずつ行うこと、また食事の時には、よく噛む回数を意識していただくことこの3つのハーモニーを大切としています。

そして月一回、私は装置の調整を行い、ハーモニーが乱れていないかを随時確認していきます。交響曲でいえば、弦楽器、管楽器、打楽器のハーモニーを一糸乱れぬようにする役割を持つ指揮者といえましょう。
3つのハーモニーは、誰が主役ということではなく、すべてが重要であり、すべてが主役ともいえます。突出した音色はいらず、スコアに忠実に作曲家の意図する音に仕上げていく、それがすべてであり部分が全体を作り上げていくのです。
患者さんの歯並びも千差万別ではあるものの、意図する歯並びにするためには、それぞれの役割を明確にし、患者さん自身にも演出を手伝ってもらいながら、感動のフイナーレに持っていく必要があります。
矯正というアートは、音楽とどこか通じるものがあるそう感じ得ずにはいられません。