全身を診る矯正

梅の花がちらほらと咲く季節です。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
当医院の実践している取外し式の矯正は、装置を夜寝ている時に装着します。
昼間学校や会社に行っている時間は、装置は家に保管していただきます。
装置を装着していない時間何もしないというわけではなく、朝昼夜に10回ずつのあいうべ体操の実施、また食事時にはよく噛む習慣、また日常的には口を閉じる習慣を身に着けていただきます。
このように装置だけでは改善できない舌や口の周囲の活性化や咀嚼による脳の活性化、また口呼吸を鼻呼吸に変えることも視野に入れた治療となっています。
特に口呼吸は、肺に直接菌やウイルスを取り込みやすい呼吸であり、風邪やインフルエンザを発症しやすくします。
またよく噛まない習慣は、脳に影響があり認知症の発症にもつながっていきます。
このように取り外し式の矯正は、歯列の改善だけでなく、全身の健康を増進させる医療であり特に柔らかい食事しか経験のないお子さんにとっては、価値のある医療といえます。

人間には不幸か、貧乏か、病気が必要だ。
でないと人間はすぐに思いあがる。
- ツルゲーネフ -