矯正のモチベーション

幕張ドルフィン歯科の米山です。
私は、矯正相談の中で、お子様が治療の対象であれば、必ず本人のやる気を確認させていただいています。
大抵のお子様は、歯並びを治してみたい?と聞くと大きくうなずいてくれます。ただ、まれにやる気がなさそうで、お母さんだけがお子さんの歯並びを気になさっているケースがあります。
そのような場合、たとえ治療の契約が完了し、治療開始となっても途中でドロップアウトされてしまいます。当医院の場合、残念ながら1割の方がドロップアウトされます。
その理由として、固定製でない取外し式の矯正であることがあげられます。自分が装置を装着しない限り、治療は前へは進みません。そのことを十分理解していただき、やる気を持って治療をしていくことが、とても大切。
ただ、たとえドロップアウトされても抜歯をしていないため、再スタートがいつでも切れます。つまりデメリットがメリットになる場合もあるということです。実際、いったん中止された方が、また治療を再開するケースがあります。

どんなことにもいえることですが、勉強であれスポーツであれ、やるきさえあれば、継続できるものです。いったん治療を開始されたお子様のバックアップは、私とご両親の役割となります。矯正治療は、虫歯治療とは違い治療期間がとても長くかかります。
治療中、お子様の情動も揺れ動くものです。そこに対して、治療経過の報告や毎月の調整に来ていただけるためのモチベーションアップが、治療終了への大きなカギとなります。